編み物の通信講座はいろいろあるので、どれが自分に合っているのか迷いますよね?
このページでは日本手芸普及協会とヴォーグ学園の違いについて解説しています。
アーキテクトラーニングとSARAについては、編み物講師が解説★もし私が今,習うなら*通信講座[アーキテクトラーニング] [SARA] [日本手芸普及協会] [ヴォーグ学園] をご参照ください。
私は【日本手芸普及協会 手編み 准師範】を修了しました
私は個人の先生が運営されている教室に通いました。
日本手芸普及協会は数年前にカリキュラムが変わり、私は旧カリキュラムで受講していましたが、全て修了した後に、改めて新カリキュラムを受講しましたので、新旧全ての講座を受講しています。
今でもその教室に通っており、かれこれ 15 年以上になります。
通学と通信講座は同じカリキュラムです。
日本手芸普及協会
通信講座カリキュラム
作品提出 (実際に編んだものを画像で提出) があるので、別途、編み針や毛糸が必要です。
かぎ針 | 棒針 | |
---|---|---|
入門科 | 38,200 円 | 36,190 円 |
講師科 | 31,900 円 | 33,550 円 |
講師科を受講できるのは、入門科を修了した方のみです。
入門科
かぎ針 (38,200 円) | 棒針 (36,190 円) | |
---|---|---|
受講料 | 21,780 円 | 21,780 円 |
アプリ配信6カ月・期間中のQ&A及び添削指導料 | アプリ配信6カ月・期間中のQ&A及び添削指導料 | |
教材費 | 16,500 円 | 14,410 円 |
材料・テキスト・バインダー | 材料・テキスト・バインダー | |
製作物 | 編地 9 点・作品 5 点 | 編地 10 点・作品 5 点 |
添削 (画像で提出) | 編地 1 点につき 2 回・作品 1 点につき 2~8 回 | 編地 1 点につき 2 回・作品 1 点につき 2~9 回 |
通学カリキュラム
通信講座で習得できるのは「講師科」までです。以降は通学 (対面) になります。
「師範」は個人の先生は教えることができないので「本部開催のみ」です。
最後まで修了するためには、授業料・テキスト代・材料費・申請料といろいろ費用がかかります。レベルアップする毎に金額も大きくなります。
教材を使って教えることができる
実際に講師として活動する際は、協会の教材を使用して教えることができます (会員登録が必要)。
個人が運営する教室で教えることができる講座は、自身が修了している講座の 1 つ下までです。
私の先生は「師範」の資格を持っているので、教えることができる講座は「准師範まで」となります。私は「准師範」を持っているので「指導員まで」教えることができます。
「師範」の講座は個人の先生は教えることができません。
「師範」の講座を受講するためには、不定期 (数年に一度) に開催される講座に申し込み、全国に数カ所しかない本部に出向き、1 回も休んではならないため (もし休んだらその講座を受けに他の県まで行かなければならない)、かなり時間的ハードルが高いです (先生談)。
現在は開講待ちです。
お勧め度:★★★☆☆
私は全て通学で受講し、また 10 年以上かけて准師範まで修了したというのもありますが、とにかくお金がかかります。
ですが、どのレベルまでを目標にするかで金額は大きく変わると思います。
ヴォーグ学園
ヴォーグ学園と日本手芸普及協会は同じ教材です。
日本手芸普及協会が手芸を教える場としてヴォーグ学園があったのですが、日本手芸普及協会も独自で通信講座を始めたので、ややこしくなってしまいました。
ヴォーグ学園も通信講座で習得できるのは「講師科」までです。
「指導員」「准師範」はヴォーグ学園で習得できますが、「師範」を習得するためには日本手芸普及協会の入会が必要です。
通信講座カリキュラム
かぎ針 | 棒針 | |
---|---|---|
入門科 | 26,481 円 | 26,481 円 |
講師科 | 28,518 円 | 28,518 円 |
入門科
かぎ針 (26,481 円) | 棒針 (26,481 円) | |
---|---|---|
テキスト | テキスト 1 冊・作品集 1 冊・基礎ブック 2 冊 | テキスト 1 冊・作品集 1 冊・基礎ブック 2 冊 |
資料映像 | DVD 3 枚 | DVD2枚 |
毛糸 5 玉 | 毛糸6玉 | |
添削ノート・添削申込券・質問用紙 | 添削ノート・添削申込券・質問用紙 |
「棒針編み」教材説明画像は、「かぎ針編み」講座の画像になっていますので、ご注意ください (2023 年 5 月)。
通信講座:日本手芸普及協会とヴォーグ学園の違い
かぎ針編み入門講座で比較
以下は【かぎ針入門科】で比較しています。
メインのテキストは一番大きなバインダー (白色:入門科の場合) なので、これは同じです。副教材のテキストはどちらも 3 冊で、恐らく同じです。
副教材テキスト | 日本手芸普及協会 | ヴォーグ学園 |
---|---|---|
作品集 | 教材セット内容画像にある | 教材セット内容画像にはないが、説明文には入っている |
新・かぎ針あみの基礎 | 表紙が違う | 表紙が違う |
かぎ針編みの編み目記号 | 同じ | 同じ |
日本手芸普及協会 | ヴォーグ学園 | |
---|---|---|
金額 | 38,200 円 | 26,481 円 |
資料映像 | スマートフォンアプリ動画 | DVD |
添削 | 画像を送信 | 実物を送付 |
添削回数 | 編地 1 点につき 2 回 作品 1 点につき 2~8 回 | 8 回 |
毛糸 | 4 玉 (重さ不明) | 5 玉 (重さ不明) |
かぎ針 | クロバー 3 本 (号数不明) | なし |
通信講座なら「ヴォーグ学園」がお勧め
日本手芸普及協会とヴォーグ学園 [どちらを選ぶか]
「入門科」「講師科」を通信講座で学びたいと考えたとき、私でしたら「ヴォーグ学園」にします。
- 実際に編んだものを添削してもらえる
- 価格が安い
デメリットは DVD ということです。やはりスマートフォンアプリ動画の方が便利です。
日本手芸普及協会とヴォーグ学園 [もう少し深く考える]
習う内容は同じなので「指導員」以上を習う予定があるかどうかがポイントになります。「指導員」以上は通学なので、家から通える場所に教室があるかどうかが重要です。
個人の先生に習う場合は「日本手芸普及協会」で活動していることが多いです。
先生のほとんどは「師範」の資格を持っており、「師範」は「日本手芸普及協会」でしか受講できないため、最終的に「日本手芸普及協会」の会員になるからです。
ヴォーグ学園が近所にあれば (東京・横浜・名古屋・心斎橋・天神) ヴォーグ学園で良いと思います。
また「ヴォーグ学園」で通信講座「入門科」「講師科」を受講した後、「日本手芸普及協会」で「指導員」以降を習うこともできます。
以下は【「指導員」以上を考えている】場合の目安です。
- 家から通える場所にヴォーグ学園 (東京・横浜・名古屋・心斎橋・天神) がある → ヴォーグ学園
- 家から通える場所にヴォーグ学園がない → 日本手芸普及協会
以下は【「指導員」以上を考えていない】場合の目安です。
- DVD が良い → ヴォーグ学園
- スマートフォンアプリ動画が良い → 日本手芸普及協会
- とにかく安い方が良い → ヴォーグ学園
とりあえず先のことは分からない、という方は「ヴォーグ学園」が良いと思います。
日本手芸普及協会とヴォーグ学園 [結局は同じ]
日本手芸普及協会とヴォーグ学園は、結局は同じ内容で、且つ相互に移行可能なので、入門科は日本手芸普及協会・講師科はヴォーグ学園ということができます。
ですが継続割引などあるかもしれないので、入門科と講師科は同じ協会にした方が良いと思います。
挫折するかも・・・?
日本手芸普及協会とヴォーグ学園も、もちろん分からない点は質問できますが、回答に時間がかかったり、分からないところを説明するのが難しい、と感じることがあるかもしれません。
そんな時は私にお任せください。1 ステップずつ丁寧にご説明します (修了証を発行することはできません)。
編み物★通信講座*挫折した方★サポートします [日本手芸普及協会 手編み 准師範]最後は宣伝で申し訳ありません!