今から始める生前整理★アラフィフ★ニット作家が断捨離してみた

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人生も 50 年が経ち、節々に不調が出始めると、終焉のときを考えるようになります。

最近は不況ということもあり、暗い話題も多く、私も心身ともに参ってしまいました。何もやる気が起こらず、必要最低限のこと以外は、ほとんど臥せっている状態でした。

部屋を見回すと、横になるスペースがない程、物が散乱しています。

「いつか片付けなければ」と思いつつ放置していたので、これを機に断捨離することを決意しました。

「ものを捨てれば人生が変わる」という希望を胸に、私が取り組んできたことをお伝えします。

これは私のやり方なので、皆さんがご自身に合うと思った方法をピックアップして、参考にしていただければと思います。

もくじ

断捨離後のメリット

メルカリが売れるようになった

メルカリで不用品を販売しており、月に 2 ~ 3 個発送していたのですが、臥せってからは全くアプリを起動していませんでした。

商品を購入していただいたら通知が来るようにしていましたが、価格変更など全く行っていなかったので、ほとんど売れませんでした。

ところが、断捨離を初めて 3 ヵ月後、ポチポチ売れるようになりました。

部屋も片付き、出品作業もしやすくなったので、また出品しようと思えるようになりました。

夫の料理を許せるようになった

夫は以前から休日などは料理をしていたのですが、キッチンが油まみれになり、ものすごい量の調理器具を使用し、片付けも中途半端なので、本当に嫌でした。

ですが調理器具を厳選したことにより、作業スペースも広くなり、掃除がしやすくなりました。

お皿の数もかなり減らしたので、都度洗って使うようになりました。

掃除もクイックルワイパーやウェットティッシュをメインに使うようにしたので、ストレスも軽減し、家庭円満になったと思います。

心にゆとりが生まれた

とにかく物が少ないと掃除がしやすいですよね。

家族の誰かが汚しても「ま、いっか」と思えるようになりましたし、汚れている場所が分かりやすいので、気付いた人が掃除したりするようになりました。

夫が料理をする回数が増えたので、結果として私の回数が減り、自分の時間が増えました。

趣味を再開しようと思うようになった

体調を崩しているときは、趣味どころか、日常生活もままならない状態だったのですが、少しずつ片付けを進めていくうちに「次は何を編もうかな?」など、趣味について考えられるようになりました。

まずは部屋を片付けてからと思っていたので、実際に再開したのは数か月後でしたが、アイデアは頭の中に浮かんでいました。

またこうしてブログの記事も書けるようになり、片付けの偉大さを感じています。

準備

(1) ゴミ袋を用意する

まずは住んでいる地域のゴミの捨て方を確認しましょう。

  • 燃えるゴミ (生ごみ・汚れたプラスチック・汚れた布類):有料指定袋
  • きれいなプラスチック:有料指定袋
  • 燃えないゴミ (皿・陶器・割れたガラス):有料指定袋
  • 金属:無料 (透明ビニール袋)
  • 1 辺が 60cm 以下のもの・小型電化製品:無料
  • 1 辺が 60cm 以上のもの:有料 (事前申し込み)
  • 危険物 (スプレー缶・ライター・電池・電球):無料
  • きれいな布:無料
  • 雑誌・紙類:無料
  • 新聞紙:無料 (雑誌・紙類とは別日なので、混同はできない)
  • ダンボール:無料 (雑誌・紙類とは別日なので、混同はできない)

以上は私の地域のゴミの分別についてです。

それぞれ捨てる曜日も決まっており、隔週のものもあるので、確認しながら作業するとゴミ袋が溜まりません。

(2) リサイクルショップがあるか

「捨てるのはもったいなけど、もういらない」というものはリサイクルショップに引き取ってもらえると、心のダメージが少ないです。

私は非営利団体のリサイクルショップに寄付しています。

以前、リサイクルショップに 50 円で引き取ってもらったものが 5000 円で販売されているのを見て、何とも言えない気持ちになったので、価値がありそうなものは全て寄付にしています。

私の地域はトラックで取りに来てくれるので、合計ダンボール 50 箱以上お願いしたと思います。

(3) メルカリでは売らない

断捨離の際の不用品をメルカリで売るのはお勧めできません。

もし売るなら、確実に 2000 円以上で販売できる本や DVD くらいです。

  • 送料が安い (約 250 円)
  • 簡単に梱包できる
  • 保管場所に困らない

他にメルカリ手数料 10% 、梱包資材代、出品・梱包・発送の手間を考えると、2000 円以下のものは割に合わないです。

断捨離の手順

(1) 仮置き場を作る

まずはゴミ袋を置いておく仮置き場を決めましょう。これは日常的に使用しているゴミ箱とは別の場所にします。

我が家は私も夫も在宅ワークで、それぞれ部屋があるため、私は自分の仕事部屋に仮置き場を設置しました。

  • 自分がアクセスしやすい場所
  • 家族が見ない場所

家族が見える場所に仮置き場を設置すると「それ捨てるの?もったいない」と非難されるため、家族が見ない場所が良いです。

分別毎のゴミ袋を置いておき、いらないと思ったときに、その都度入れていけるようにします。

(2) とりあえず仮置き場に置く

「これしばらく使ってないなぁ」と思ったら、とりあえず仮置き場に置いていきましょう。

ゴミ袋に入れるのに抵抗があるようなら、ゴミ袋の近くに置いておくだけでも良いです。とにかく、今置いてある場所から動かしましょう。

もしやっぱり使うとなったら、仮置き場から持ってくれば大丈夫です。

料理中など、作業途中でいらないものを見つけたら、まずはカウンターの上などに出しておき、次に仮置き場に行くタイミングで一緒に持っていきます。

カウンターの上に目がいったとき、迷っているようなら、そのまま置いておいてもいいですし、後ろ髪をひかれるようなら、また戻しても大丈夫です。

特に期限があるわけではないので、心に負担のないものから仮置き場に置いていきましょう。

私は使い捨ての割りばしとスプーンから処分しました。

(3) 明らかな不用品から捨てていく

ある程度捨てることに慣れてくると、どんどん処分できるようになるのですが、それまでは心のブレーキを外すのに時間がかかります。

まずは明らかな不用品が多く、使用頻度の高いキッチン小物から始めるのがお勧めです。

  • お箸・スプーン・フォーク (家族の人数 × 2 だけ残す)
  • スライサー・包丁 (1 年以上使っていないもの)
  • お玉・しゃもじ・菜箸・ピーラー・まな板 (1 個だけ残す)

私は食洗機にかけられない食器や保存容器はほとんど処分しました。

タッパーやプラスチック食器は、食洗機にかけられない (ヨゴレが残る) ので洗うのが面倒なんです。タッパーを洗うことがなくなり、こんなにストレスが減るものかと思いました。

おかずの残りなどは小皿に入れ、ラップをかけて冷蔵庫に入れています。

子供も大きくなったので、重箱やかき氷機も処分しました。

(4) 無理に捨てない

買えるものなら良いのですが、思い出のものなどは一度捨ててしまうと取り戻すことができません。

そのため、ちょっとでも不安に思うものでしたら、無理に捨てなくても大丈夫です。

私は子供関係のものは全て残しています。

お手紙・連絡帳・図工の作品など、その都度処分もしてきましたが、今手元にあるものは、私なりに厳選してきたものなので、今回の断捨離では手を付けていません。

ですが、自分のものは全て処分しました (卒業アルバム・若い頃の写真・日記など)。もうきれいさっぱり。何の未練もありません。

捨てることはいつでもできますので、心置きなく処分できるものから処分していきましょう。

色褪せしたタオルなど、これを機に新しいものに買い替えると心機一転し、家族も喜びます。

一度に捨ててしまうと足りなくなってしまうので、私は 2 枚ずつ新しいタオル (無印良品のフェイルタオル) を購入し、棚から溢れた分を捨てていきました。

(5) いらないタオルは捨てる

「いらないタオルや着古した洋服などは雑巾にすると良い」とよく聞きますが、そもそも掃除をしないから部屋が汚くなったわけで、雑巾用にと思って取っておいても、小さく切らないと使いづらいですし、切り口が解けてきて、逆に汚くなったりします。

なので私は「捨てる」をお勧めします。

いづれ部屋がきれいになって、心にゆとりができたら古布で掃除するとして、今はアルコール入りのウェットティッシュ一択です。

使い捨てなのでもったいないですし、今のエコの時代に合っていないかもしれませんが、まずは自分の心の平穏を取り戻すことが先決です。

いづれ落ち着いてからエコについて考えていけば、結果的に地球にやさしくなると思います。

(6) 長期的に考える

一気に完成形まで持っていくのではなく、長期的に考えるのが良いと思います。

今回は捨てることができなくても、数か月後に捨てる気になるかもしれません。とりあえず仮置き場に移動することが大切です。

仮置き場がゴミ捨て場のような有様になりますが、家族の目は届かない場所なので、少しずつ片づけていくことによって、共有スペースがすっきりします。

そうすると「これはもう次の収集日に出そうかな」と思える日が来ますので、気長に取り組むことが大切です。

小さい子供がいるうちは、正直片付け所ではありません。子供が大きくなれば片付ける時間もできますので、ストレスにならない程度に少しずつ取り組むのが良いと思います。

気を付けること

私が一番注意しているのは「自分のもの以外は手を出さない」ということです。

「あぁ捨てたい」と何度も思いましたが、全て各自の部屋にしまってもらいました。

それでも、共有スペースや私の部屋が片付いていくにつれ、少しずつ自分たちも片付けようという気持ちは持ち始めたようです。

最後に残した編み物用品

手芸用品はリサイクルショップでも人気があるので、手元に残したもの以外は全て寄付しました。

毛糸

引き出しいっぱいあった毛糸はほとんど処分しました。

最終的に残した毛糸は、サマーセーターを編みたいと思っているので、ゲージ用にハマナカ ウォッシュコットンだけ残しました。

棒針

80cm 輪針と 40cm 輪針のみ残しました。2 本針や 4 本針などの棒針は全て手放しました。

40cm 輪針はニット帽を編むことが多いので、ニット帽用に残しました。

かぎ針

クロバーを各号 1 本ずつ残しました。

道具

目数リングや編み出し糸など、細々としたものは残していますが、数はかなり減らしました。

また、裁縫箱は処分し、待ち針・縫い針・針刺しを小さいケースに入れ、編み物道具と一緒に保管しています。

手作業が好きなので、手芸小物もいろいろ持っていましたが、セーターやニット帽などウェアを中心に編んでいこうと思い、布・がまぐち・チャックなど全て手放しました。

日本手芸普及協会のテキストの他に以下の本を 1 冊だけ残しました。

この本は電子版がないので、電子版が発売されたら紙本は手放すと思います。

最後に

私自身、まだまだ途中の段階です。

子供のものは全てデータ化したいですし、現在ある大量のデジタルデータも分かりやすいように整理していきたいです。

私が虹の橋を渡るとき、自分のものがほとんどない状態にしたいです。

自分の荷物がトランク 1 つだけだったら、どこまでも飛んでいけるような気がしませんか?

って、米米 CLUB の浪漫飛行みたいですが・・・ (*^^*)

物理的な荷物が少なくなると、心も軽くなって、今までの悩みも少し吹っ飛んでくれた気がします。

心が軽くなると考えることも少なくなって、いろいろなアイデアが浮かんできたり、楽しいことが見つかったりします。

5 年後、10 年後を見据えて取り組んでいこうと思っています。

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